睡眠に影響を与えるトリプトファン

セロトニンは睡眠にも深く影響を与える神経伝達物質で、生成するためには必須アミノ酸のトリプトファンやビタミンB6が必要です。セロトニンは幸せホルモンとも呼ばれる成分で、脳内で健全な睡眠環境を作るために働いてくれます。

トリプトファンとセロトニンとの関係性は極めて重大で、レシチンとアセチルコリンとの関係にも似ています。日本人のタンパク源は、長らくの間は大豆食品や魚貝類が中心でした。昔の人は大豆食品からはレシチンも摂取して、脳の機能を活発にさせていました。うつ病や不眠症で悩まされる人が多い現代では、食の多様化が進んだ影響で、セロトニンなどの精神を安定させる成分が常に不足しやすくなりました。

トリプトファンが多い食材には、ビタミンB6も同時に含まれるものが多いという特徴があるため、セロトニンを作るためには好都合です。肉類ではレバーや赤身を食べると効果的です。鰹節はタンパク質の塊と言える食品で、ビタミンB6もバランスよく含まれています。納豆や豆味噌を食べてアセチルコリンの生成も促すことも、古くから行われてきました。栄養バランスに配慮するためには、肉類や魚類、豆類などをバランスよく組み合わせて食べることも大切です。

不眠症